保育園離乳食の進め方は?食材チェック表ってなに?【保育園離乳食について】

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お母さんお父さんの仕事が始まり、子どもを保育園に預ける日がやってきた時、楽しみな事や不安な事が入り混じり、わからないこともたくさんあるかと思います。

 

本記事では、保育園での離乳食の進め方や最初の面談の時に渡される離乳食の食材チェック表について、少しでも不安やわからないことを取り除けたらなと思ったので、解説していきたいと思います。

 

記事の信頼性

記事を書いている私は、元保育園栄養士歴3年ほど。

毎年、新年度の時期は何人もの入園児さんの離乳食面談をしていました。

それでは、保育園離乳食について見ていきましょう。

保育園の離乳食の進め方はどんな感じなのか

まず初めに保育園では、入園時に面談を行ないます。

 

面談では、家庭での離乳食の進み具合や、量などの食事状況を聞き取り、その情報をもとに担任の先生・栄養士・調理員と情報を共有して離乳食を進めていきます。

 

その時に渡されるのが、離乳食の食材チェック表です。

 

離乳食の食材チェック表とは、お子さんの離乳食が始まってから現在まで、実際に食べたことのある食材をチェックするための表です。

食材チェック表で見ているところ

例えば、離乳食後期のお子さんが入園された場合のチェック表ですが、穀物・野菜や果物・タンパク質食品・その他(調味料など)をどれくらい食べているか、どの食品を食べていないかを見ています。

 

なぜ、食べているかいないかの食材をチェックするのかと言いますと、保育園の離乳食に使用する食材は、基本的に家庭で口にした食材のみになるからです。

 

食物アレルギーを防ぐためにも、面談時に園の離乳食ではどの食材がよくでているかを聞いておき、入園前に少しづつでも食材数を増やせていたら安心ですね。

 

子どもの発達状況や食事状況で進み具合も異なりますので、一人一人に合わせた離乳食の内容で進めていくのが一般的です。

 

何か気になることや伝えておきたいことは面談時に話しておきましょう。

離乳食の形態・与える時のポイント

離乳食を進め方について、お子さんの時期ごとにも与え方や形態も変わってきますので、その一例をポイントごとに紹介したいと思います。

離乳食初期(生後5〜6ヶ月頃)

・離乳食の形態

なめらかにすり潰したヨーグルト状。

この時期はゴックン期とも言い、食べ物をスプーンから唇で取り込みゴックンと飲み込める時期になります。

 

量は、10倍がゆをひとさじから与え、子どもの口の動きをよく観察し、ゴックンと飲み込めていたらOKです。

 

初期の時点では、栄養補給というよりも食べる練習になりますので、いっぱい食べさせなきゃ!と思う必要はありません。

 

ゆっくり少しずつ進めていってあげましょう。

離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)

・離乳食の形態

舌でつぶせる固さ。豆腐くらい。
舌と上あごを使って、すりつぶしながらモグモグと口を動かして食べるのが特徴です。
モグモグ期とも言います。
 
中期になると、お粥の形態も7倍がゆ~5倍がゆになり少しずつ粒が残る感じになります。
 
量は50~80gを目安として与えてみましょう。
 
白身魚やお肉などは、舌でつぶしにくかったりするので、白湯で伸ばしながら調節すると食べやすくなります。
 
保育園離乳食では、「中期だから絶対にこの形態」ということはなく、その時の体調や便の様子などをみて、離乳食の形態を変えたりと臨機応変に対応します。

離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)

・離乳食の形態

歯ぐきでつぶせる固さ。バナナくらい。
口に入っている食べ物を、歯ぐきに寄せてカミカミして潰して食べるという時期です。
これをカミカミ期とも言います。
 
お粥の状態は5倍がゆを90gほど、軟飯を80gほどです。
 
この時期になると、手で掴んで自分で口に運んだりする手づかみ食べもはじまってきますので、野菜を1㎝角にカットして噛みやすくしたり、ステック状にして手づかみ食べをさせてあげてもいいですね。
 
保育園では、離乳食の時間に手づかみできそうな食材を渡したり、手づかみ食べが好きな子に対しては、手づかみ用のお皿を用意したりと、一人一人の食事に対する意欲を大切にしています。

離乳食完了期(12~18ヵ月頃)

・離乳食の形態

歯ぐきで噛める固さ。肉団子くらい。
ご飯の状態は、軟飯90g~ごはん80gほどになります。
 
パクパクと自分で食べる様子がでてきたり、歯ぐきで噛んだり潰したりする時期をパクパク期とも言います。
 
この時期になると歯が生え始めていたりして、前歯でかじったりする練習もできるようになったり、先生がスプーンで与えるだけじゃなく、自分でスプーンを使いたがる子もでてくる時期なので、スプーンの練習をしたりもします。

離乳食を食べない時の対応

離乳食を食べない理由には、さまざまあるので、なぜ食べないのか?を考えながら対応していきます。

食べない理由とその対応

食べない理由の例
  • その1:今まで母乳・ミルクだったため慣れていない。
  • その2:離乳食が熱くて食べられない
  • その3:野菜や肉の繊維が口に残って食べづらい
  • その4:食べることよりも遊び食べになる
  • その5:発達段階に合った離乳食になっていない

などなど挙げられます。

この例に対して、対応の方法を書きますので参考までに。

食べない時の対応の例
  • その1:スプーンに粥の上澄みだけをすくい、舌の上にそっと置いてあげる。
  • その2:粥は冷めにくいので、しっかり冷ましてから与える。別のお皿に少しづつ出して広げると冷めやすい
  • その3:裏ごしやすり鉢で繊維をつぶす。水溶き片栗粉などでとろみをつけると食べやすくなる。
  • その4:遊び食べ用のお皿と離乳食を用意し、食べる用と分けてあげる
  • その5:進みすぎると食べなくなる場合があるので、その時は前の段階の離乳食に戻してあげる

この例はほんの一部の紹介となり、子どもの状況や対応の仕方で変わってきますので、子どもの様子をよくチェックして対応していきましょう。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

新しく始まる保育園生活を楽しんでいきましょう٩( ‘ω’ )و

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